「この物件、買って大丈夫ですか?」という質問への正直な答え

海外不動産のご相談で、日本人のお客様から最も多くいただく質問があります。

「この物件、買って大丈夫ですか?」

この言葉の裏には、「失敗したくない」「後から困ることは避けたい」という、とてもまっとうな不安があると感じています。海外不動産は情報量も多く、判断材料が見えにくいため、この質問が出てくるのは自然なことです。

結論からお伝えすると

「大丈夫かどうか」は、物件そのものだけで決まるものではありません。

その物件が 中古なのか、新築なのか、あるいは建設中なのか。

そして どのような目的で購入するのか によって、答えは変わります。

中古物件であれば、実物を確認でき、すぐに賃貸に出せる安心感があります。一方で、将来的な修繕や設備更新の費用をどう考えるかが重要になります。新築物件は設備が新しく、管理や保険の面で有利なことが多い反面、実際の賃貸実績がまだないという点は理解しておく必要があります。建設中の物件は初期資金を抑えられるという魅力がありますが、工事の進捗や契約内容、デベロッパーの信頼性を慎重に確認することが欠かせません。

それぞれにメリットがあり、同時に注意点もあります。どれが正解ということはなく、その方に合っているかどうかが大切です。

私たちが「大丈夫か」を判断するときに見ていること

まず、その物件が 本当に貸せるのか、そして現実的に収益が見込めるのか を確認します。数字上の利回りだけでなく、周辺の賃貸需要、想定される空室期間、短期・長期のどちらに向いているかなどを総合的に見ます。「貸せる可能性がある」と「安定して運用できる」は、必ずしも同じではありません。

次に、物件そのものの品質です。内装や設備が長く使えるものか、管理がしやすい構造かどうかは、購入後の手間やコストに直結します。あわせて、デザインが特定の趣味に寄りすぎていないかも重要なポイントです。賃貸では、個性的すぎるデザインよりも、幅広い入居者に受け入れられる中立的な設計の方が結果的に安定することが多くあります。

さらに、災害リスクや保険についても事前に整理します。建物の耐震性やエリア特性を踏まえ、どの程度の保険が必要になるのか、保険料はどのくらいかかるのかを確認しておくことで、購入後の想定外を減らすことができます。

最後に、契約内容です。購入契約書に無理な条件が含まれていないか、支払い条件や引き渡し、遅延時の取り決めが明確かどうか。内容を「読める」だけでなく、「理解できる」状態にすることが重要だと考えています。

私たちのサポートについて

これらすべてを個人で整理するのは、簡単なことではありません。

私たちは、物件の選定段階から契約内容の確認、購入後の賃貸や管理、保険を含めた運用の前提まで、一貫してサポートしています。

単に「買えるかどうか」ではなく、買った後も安心して持ち続けられるかという視点を重視している点が、私たちのサービスの特徴です。条件が合わないと判断した場合には、購入をおすすめしないこともあります。

「買って大丈夫ですか?」への私たちの答え

私たちの答えは、とてもシンプルです。

条件が整理できていて、ご本人が納得できる状態であれば、大丈夫です。

一方で、整理できない不安が残る場合は、無理に進める必要はありません。

海外不動産は、勢いで決めるものではなく、理解した上で持つ資産だと考えています。

最後に

もし、具体的な物件について

「自分の場合はどうなのか」を整理したい場合は、

購入を前提としないご相談も承っています。

無理に進めることはありませんので、

ご検討の一助としてご活用いただければ幸いです。

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